300213
空港にいる
服屋は服が密集していて、かき分けて通るしか道がなかった
奥の空いたスペースに机と椅子と3人
座って下を向いている
ベビーカーを押す音がすると一等3人はうつむいてふるえた
自分もそうしなきゃと思い下を向いたら、ベビーカーの中を見ちゃダメだよとだれかがいった
目を閉じて声を出さなければバレないと直感的に思った
お店の外でベビーカーの引く音がする
服かけてるやつが倒れる音がする
ベビーカーの引く音が近づいてくる
とまった
目を閉じて下を向いてると顔の真ん前に何か気配がする
鼻息を感じる
目を開けちゃダメだと思った
遠ざかった
前の方から「あっ」と声がした
ベビーカーの遠ざかる音がした
音が聞こえなくなり顔を上げると目の前の男がいなくなってた
何故か、これは夢だから自分が変わってあげればよかったと思った
場面が切り替わる
服をかき分けている
またあの机と別の3人
つぎは気配を感じたら目を開けた
女の人がにっこり笑っていた
どこかおぞましかった
ベビーカーの中を見なきゃという気になる
みると黒い何かがもぞもぞとうごいていた